援交に興味があるという女性は、一定数存在します。
しかし、援交は場合によっては警察の取り締まりの対象となるリスクが高く、正しい知識を持っていなければ危険な行為です。
今回は、援交が違法行為になってしまう場合や罪に問われないケース、身を守るために気を付けるべき点など、援交を始める前に知っておくべき知識に関して解説します。
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肉体関係ありの援交が違法にあたっても犯罪にならない理由は?
肉体関係を持つことで相手から対価をもらう援交は、法律的にはグレーゾーンとなる行為です。
売春法では、不特定多数の相手に対して売春行為を行うことが禁じられているものの、実際に成人同士が売春をしたとしても処罰の対象とはなりません。
そのため、法律上では違法行為とされていながら、現実的には女性が売春行為自体で罪に問われるということは無いのです。
また、売春は立証が難しいことでも知られており、これは例え売春目的で性行為やそれに準ずる行為に及んだとしても、お互いに自由恋愛の延長だと主張すれば罪が立証されないということに起因しています。
ただ、援交相手を募る際に出会い系サイトのような不特定多数の目に触れる場所に肉体関係有りの援交を募集する書き込みを行った場合は、売春法取り締まりの対象となり女性が罪に問われる可能性があるので注意が必要です。
ちなみに、肉体関係の無い援交で食事やカラオケ、ショッピングのみで報酬を得るといった場合はプラトニックな行為なので売春行為とは見なされません。
よって、例え掲示板にプラトニックな援交の募集相手を募る書き込みを行い、相手から金銭を受け取ったとしても女性が罪に問われるということはありません。
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注意しなければいけないのは、あなたが未成年だった場合です。
いかなる場合も未成年が絡んだ売春行為は警察の取り締まりの対象となり、買春を行った男性は逮捕され、売春を行った側の未成年の女性は補導対象となるため気を付けましょう。
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援交が犯罪・逮捕されるケースとは?
援交が問題になりうる法律には、出会い系サイト規制法、児童売春・児童ポルノ処罰法さらに売春防止法があります。
① 出会い系サイト規制法
出会い系サイト規制法は、掲示板で不特定多数を対象とした援交目的の書き込みをした人を処罰するための法律です。
多くの人の目に触れる出会い系サイトで売春を匂わせるような募集をすることは法律で禁止されており、もしこれらの行為を行った場合は1,000万円以下の罰金となります。
実際にその後、相手と会って性行為及び金銭のやり取りがあったかどうかは問題ではなく、そういった書き込みを掲示板に行ったということ自体が違法行為となります。
② 児童売春・児童ポルノ処罰法
児童売春・児童ポルノ処罰法は、未成年者を売春から守るための法律として定められています。
この法律の場合、例えば出会い系サイトで知り合った未成年の相手と性行為やそれに準ずる行為を行いその対価として報酬を与えた場合に罪に問われます。
児童売春法は重罪として知られ、5年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金が科せられます。
③ 相手が未成年だと知らなかった場合
あなた(女性側)が18歳以上だと自己申告されていた場合や偽造した免許証を提示した場合は、原則として男性側は罪には問われません。
しかし、例えばあなた(女性)の外見が明らかに18歳未満に見えるというケースや、制服を着て会っていたという場合は、18歳未満だと認識していたにも関わらず敢えて罪を犯したと判断される可能性があります。
また、あなたが未成年であれば補導対象となります。
④ 売春防止法
売春防止法は不特定多数の相手を対象に売春を行うことを禁止している法律です。
性行為やそれに準ずる行為を原則として違反行為と捉えているのですが違反しても罰則が無いので個人売春をしている女性が罪に問われることはありません。
こちらの法律違反での逮捕者が出るケースは、女性が管理売春や斡旋業者から強制されて無理やり売春させられているという場合や売春行為が行われることを認識していながら場所を提供したという場合です。
4. 違法になる場合とならない場合は?
① デート
18歳未満:グレーゾーンだが違法では無い
20歳未満:違法では無い
成人:違法では無い
② 特定の相手と関係を持つ
18歳未満:違法では無い
20歳未満:違法では無い
成人:違法では無い
③ 不特定多数との肉体関係
18歳未満:補導対象
20歳未満:グレーゾーンだが違法では無い
成人:グレーゾーンだが違法では無い
④ 既婚者とのデート
18歳未満:グレーゾーンだが違法では無い
20歳未満:違法では無い
成人:違法では無い
⑤ 既婚者との肉体関係
18歳未満:補導対象
20歳未満:違法では無い
成人:違法では無い
未成年者の場合、真剣な交際では無いと見なされた場合の性行為やそれに準ずる行為は全て補導対象となります。
注意すべきは相手の男性が既婚者の場合で、相手が既婚者だからという理由だけで違法になることはないものの、もし相手が既婚者だと事前に知っていて売春に及んだ場合は、相手の妻から訴えられるリスクがあるということを覚えておきましょう。
過去に違法となった事例
2017年8月、福岡県内の女子高生が、性行為を仄めかした内容で援交相手募集の書き込みをSNS上で行い、サイバー警察に補導されるという事例がありました。
補導された女子高生は過去に補導歴等の無いどこにでもいる普通の女子高生でしたが、実際に同様のケースで補導される少女の約60%は非行歴が無く、軽い気持ちでお小遣い稼ぎとしてSNSや関連するサイトを使って売春を行っていると言われています。
こちらの事例では、書き込みを行ったのが未成年だったために補導されることになりましたが、年々未成年者による売春が増加しており、2013年に導入されたサイバー補導で実際に補導される人数は右肩上がりに上昇している現状です。
成人間での売春は違法行為でありながらも罰則が無いことから、女性側はあまり緊張感を持たずに行っているという現状があります。
未成年者が援交を行うことは非常にリスクが高く、家族や学校に知られてしまう可能性も孕んでいるということを忘れないようにしましょう。
身を守るための注意点
① 未成年者は援交をしない
上記で解説したように、未成年者が援交相手を募る場合はサイバー補導の対象となってしまい、ハイリスクとなります。
未成年者を援交から守るために、警察側も補導に躍起になっているので、未成年の方は成人になるまで待つことをおすすめします。
② 既婚者と援交はしない
相手が既婚者だと知っていた場合、援交相手の配偶者から訴えられるなどのトラブルに発展する可能性があります。
知らなかった場合は不問となるケースがほとんどですが、余計な問題を避けるためにも、既婚者との援交は行わないようにしましょう。
③ 最も安全なのは肉体関係の無い援交
肉体関係の無い食事やカラオケだけの援交の場合、性行為が含まれる売春には当てはまらないため、出会い系サイトで募集を募る書き込みをしても、処罰の対象にはなりません。
性行為やそれに準ずる行為無しの援交は対価も低めになっていますが、安全性を取るのであればプラトニックな援交がおすすめです。
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援交の違法性についてのまとめ
今回は、援交で罪に問われる場合と問われない場合の詳細に関してご紹介しました。
細かい決まりやルールを色々と解説しましたが、安全にローリスクで援交をしたいと思っている方は、未成年者や既婚者が絡まないプラトニックな援交がおすすめです。